「記憶の解凍」プロジェクト

2024年03月31日

 

「 記憶の解凍|対話と色彩で蘇る。原爆投下前の日常、人々の想いを映画に 」

 

 

今月初め、上記のプロジェクトをクラウドファンディングの通知で知りました。

 

戦前・戦後のモノクロ写真を、AIを駆使し、当時を知る方への聞き取りも合わせてカラー化する試みです。

 

戦争・原爆をテーマにした映画も製作・来年公開予定とのプロジェクトで、大変興味を持ちました。

 

 

 

記憶の解凍1

記憶の解凍2
記憶の解凍本

 

プロジェクトの中心は、広島出身の庭田杏珠さん。高校生から写真のカラー化に取り組み、書籍を出版したり、映像作品を発表するなど積極的に活動されています。

 

今回のクラウドファンディング支援者を対象に、庭田さん本人が平和公園を中心にARアプリを使って現地を案内してくれるガイドツアーが3月30日にあり、せっかくの機会なので参加しました。

 

 

庭田さんは高校生の時、原爆投下前の中島町出身の濱井徳三さんと出会い、当時のアルバムを見て写真のカラー化を思い立ったそうです。

 

モノクロからカラー化する過程で、写真を提供された方は当時の生活の細部を思い出されたようで、「記憶の解凍」がテーマとなりました。

 

庭田さんの、当時を知る人々への丁寧な聞き取り、平穏な日常生活の営みが確かに実在して奪われたことへの想像力、共感力。プロジェクト実現への静かで確固たる意志。

 

誠実で真摯な人柄が滲み出る魅力的な方でした。

 

 

記憶の解凍5

 

ガイドツアー終了後は、他の参加者とともに夕食でお好み焼きを庭田さんと一緒にいただきました。

 

今月大学を卒業して、4月1日からは広島のテレビ局に入社し、仕事と両立で映画製作を進めていくとのことです。

 

 

映画の完成を待ち望みながら、これからも応援させていただきます!

 

→ https://readyfor.jp/projects/Rebooting-Memories