二つの映画作品「生きる」

2023年07月14日

少し前に八丁座で映画「生きる LIVING」を観ました。

 

何の予備知識もないまま鑑賞しましたが、黒澤明監督の作品「生きる」(1952年)を元にノーベル文学賞作家のカズオ・イシグロ氏が脚本を書いたリメイク版でした。

 

そのことを知らなくても、作品は素晴らしく心動かされました。

 

自分の余命を知った時、残された時間をどう生きるかということは、誰にでも当てはまる普遍的なテーマです。

 

主人公は公務員ですが、住民から要望のあった公共施設の完成を最後の目標と定め、周囲の様々な困難を克服してついに成し遂げます。

 

 

生きる

 

黒澤明監督の原作も観ました。

 

作家の村上春樹氏はある著書で「レンタルショップに走って行って、今すぐにでも観るべき作品」と書いてます。

 

舞台は戦後の日本なので、より親近感がわきます。

 

 

 

 

生きる3
生きる2

 

もし今、比較的短期間の余命宣告が自分にあったとしても、自分は何をなせばよいのか想像もつきません。しかしそう遠くもない状況だとあえて自覚の上で、日々大事に生きていきたいと思います。

 

 

(黒澤作品はU-NEXTなどの動画配信サービスでも見られます)